こめいがねんど

むつ市大畑町と東津軽郡蓬田村から青森県の歴史や記録を紹介する歴史探求ブログ

源さんが行く142

  

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どうも、しょうさんの息子のゲンです。

 

 原始謾筆風土年表(げんしまんぴつふどねんぴょう)とは

  江戸時代の下北地域の政治・経済・文化を、近江出身で大畑にて商業に従事した村林家の二代目源助(通称)によってまとめられた記録です。

 

源さんの享和元年の記録その3になります。 

享和元年(1801)の記録・其の参

松平信濃守忠明*1の休憩旅館は菊池与左衛門亭、手付*2幕臣の岩間哲蔵と中村小市郎。

石川近将監*3の休憩旅館は菊池太右衛門亭、手付は幕臣の寺島治部左衛門と高橋治太夫

羽太荘左衛門*4の休憩旅館は竹内三郎治亭、手付きは幕臣の湯浅三右衛門と大林久米右衛門。

昼食休憩後フナハシを渡って北通りへ。

佐井から北海道に渡っていった。

 

幕臣村上三郎右衛門と鈴木甚内が三厩から北海道に渡った。

水越(源兵衛)に代わって鈴木甚内が御用番となった。

 

箱館には村上治郎右衛門、井上喜左衛門、斉藤慶蔵、大林久米右衛門、柳権十郎

山越内・長万部には湯浅三右衛門、小川喜太郎、杉山良左衛門。

礼文華・虻田には玉井●助、福井政之助。

エトモ(室蘭)・幌別・白老は長嶋新左衛門。

勇払新冠・静内・三石には原新助、比企市郎左衛門、高橋治太夫、河西祐助。

浦河・美籠(広尾)・緒鮫内には佐藤茂兵衛、和田兵太夫、中村小市郎、田中久治郎。

斜具別・善甫路(尾幌)には原半左衛門*5、菊池宗内、 鈴木覚治。

厚岸は丹羽命助、戸田又太夫

根室は大嶋栄治郎、庵原久作、関谷茂八郎。

クナシリは高橋三平、深山宇兵太。

エトロフは近藤重蔵、富山元十郎、山田鯉兵衛。

植物方(担当)には村上島之允。

小普請図絵には望月三作。

南部・津軽の大勢を指示する請負場所見廻りには藤本徳三郎、越後辺は宮本源次郎、河田甚五郎、八王子同心三十人。

江戸会所には村田鉄太郎、木原半兵衛、田辺安蔵、坂本伝之助、三浦喜十郎、野々山牧三郎、井上辰之助、萩野藤太郎、西山孫左衛門、渡辺新左衛門、関岡右衛門、松田仁三郎、石川友吉。

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参考マップ
 

 

源さんが行く143 - こめいがねんど

へつづく

 

 

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*1:幕府書院番頭、五人の面々

*2:てつき=勘定吟味役などの直属で事務をつかさどった役人

*3:勘定奉行、五人の面々、八年前の寛政五年にも松前

*4:目付、五人の面々

*5:八王子千人同心組のリーダー