父ちゃんの記憶01
どうも、しょうさんの息子のゲンです。
今回は蓬田村の記憶ということで、しょうさん(父ちゃん)に直接語ってもらいます。
どうも父です。
エ~私が生まれ育った蓬田村は、広大な田園風景と…
父ちゃん、長くなるから。
はっ?
とりあえず今回のお題を…。
ああ、
え~と……
なんだっけ?
ああ、ヘビの話。
先にオチ言うナァ!
小学校の頃の話です。かれこれ40年くらい前になりますかね。
友達と学校帰り野球をやろうということになりまして、蓬田中学校が今日は休校のはずという情報が入りまして、総勢12人ぐらいでウキウキしながら中学校へ向かうと、先に来ていた仲間たちが浮かない顔。
どうした?と聞くと「…部活やってる。」という返事。
「そりゃそうだ、学校は休みでも部活動は普通にあるよな。」という変にポジティブな友人Bの返しにすかさず「じゃあどこでやるんだよ。」という別の友人。
しばらく考えた友人Bは、「ちょと歩けばお宮があるからそこでやろうぜ。」
ちっちゃなお宮(神社)に集まった小学生集団はジャンケンポンでチームを決めると俺が4番だ、俺がエースだで収集つかないままプレイボール!
カキーン‼
(そらみろ、俺が投げたほうがいいんだって。)とチーム分裂をはじめるなかボールを追って草むらに向かった友人が
ギャー‼
ファーストを守っていた私は大声を上げた友人のもとへ近づく…
一瞬、目の前の光景が何なのかわからなかったです。
でも戦慄を覚えました。
ヘビの大移動。
絵がイマイチ下手くそなので上手く伝わらないと思いますが、数百匹のヘビが一斉に川に飛び込んでいるのです。
僕たちは、怖いもの見たさで一通りみんなで見た後、お約束の悲鳴を上げて解散しました。
でも、あの蛇の大移動は生物学的に何の意味があったのでしょうか?
40年以上たったいまでも別にあのあたりに不幸なことがあったとも聞きませんし…。