よもぎたむらができるまで06
どうも、しょうさんの息子のゲンです。
アイヌ語の地名
まずは蓬田村から
瀬辺地-アイヌ語の広い川を意味します。セベチをもじって生まれた地名らしいです。同部落を横切って流れる瀬辺地川は、昔かなり広い川だったらしいです。
むつ市大畑町
大畑町ーオ・ハッタル(川尻の淵)またはオオ・ハッタル(深い淵)という意味だそうです。
その他の下北の地名では
大湊ー以前は大鍋平(おおなべだいら)と言っていて、オ・ナム・ペ・タイ(川尻の冷たい水のあるところ)
脇野沢ーワ・キサル(岸が耳のように出ている)
九艘泊(くそうどまり)-クゾーツ泊(油臭い)
下風呂ースマ・フラ(岩が臭う)
易国間ーイ・コツ・クマ(熊の通る谷間)
尻屋ーシリ・ヤ(水際の山/水際の崖)
小田野沢ーオタ・ノシケ(砂浜の真ん中)
猿ヶ森ーサル・カ・モライ(沼地の上のゆるい流れ)
相内(あいない)、浅瀬石(あせいし)、赤保内(あかぼない)、荒熊内(あらくまない)、今別(いまべつ)、兎内(うさぎない、とない)、宇鉄(うてつ)、老部(おいっぺ)、大深内(おおふかない)、大別内(おおべつない)、奥内(おくない)、大沢内(おおざわない、おおさわない)、奥戸(おこっぺ)、遅毛内(おそけない)、尾太(おっぷ)、尾別(おっぺつ)、折腰内(おりこしない)、影津内(かげつない)、蟹田(かにた)、木内内(きないない)、木野部(きのっぷ)、切谷内(きりやない)、佐羽内(さばない)、小比内(さんぴない)、三内(さんない)、尻労(しっかり)、車力(しゃりき)、千厩(せんまや)、田子(たっこ)、龍飛(たっぴ)、田光(たっぴ)、蓼内(たでない、たてない)、鳥舌内(ちょうしたない)、十腰内(とこしない)、十枝内(としない)、飛内(とびない)、苫米地(とまべち)、豊間内(とよまない)、入内(にゅうない)、野辺地(のへじ)、野内(のない)、原別(はらべつ)、平内(ひらない)、洞内(ほらない)、三厩(みんまや)、目内(めない)、類家(るいけ)
などがあります。
もう県内、右も左も上も下もアイヌ語地名ばっかりです。
僕がずっと気になっていた、むつ市に奥内という地区と野辺地町に蟹田*1という地区があることも、アイヌ語からきていることがわかってすっきりしました。
調べてみると、アイヌ語の地名は北海道はもちろんですが、南下すると福島県や新潟県、富山県まであるみたいです。
もうアイヌ語というよりも縄文語と言ったほうが正しいのかもしれませんね。
(アイヌが認識されるのは19世紀ぐらいのことですし。)
アイヌ語と言ってますが、じつはとうちゃんの思い出話のトーキョーポップ で、青森県人が津軽弁で会話していると中国人に間違われるのと同じ感覚なんだと思います。
だって僕も沖縄の方言を聞いても何を言っているのかわからないですから…。
ということでアイヌ民族は縄文人であるという考えでまとまったところで次回はアイヌのまとめをしてみたいと思います。
よもぎたむらができるまで07 へつづく