よもぎたむらができるまで05
どうも、しょうさんの息子のゲンです。
アイヌのルーツの続きです。
アイヌのルーツ2
そもそも「アイヌ」とは「人間」という意味です。
アイヌの団体ではその名称を「ウタリ(仲間または同胞)」とう言葉を使うところが多いようですが、
和人(大和民族)の差別的名称としてアイヌと呼ぶようになったようです。
人類学者の埴原和郎(はにはらかずろう)先生の理論では
まず日本列島に東南アジア系の縄文人が先住していて、そこに弥生時代以降、朝鮮半島経由で北アジア系の渡来人が入ってきて、近畿地方を中心に大々的に混血した。
近畿から遠く離れた「沖縄」と「北海道」では、縄文人が混血せずにその特徴のまま残されたという「二重構造モデル(説)」です。
だからアイヌと沖縄人は彫りが深く、多毛であるという似た特徴を持つ、縄文人の直径の子孫であるということになるそうです。
あくまで説ですが、納得できます。
アイヌには独自の文字がなく、すべて口承で伝承されてきました。
そのため江戸時代に和人が記録を残す以前の姿を正確に知ることは難しいそうです。
さらに明治時代になるとアイヌ語をはじめ、多くの文化や習慣も規制されていきます。
現在、北海道のアイヌ人口は約2万人。和人と変わらない日常を送りながら、アイヌの伝統復活に取り組んでいる人も多いそうです。
僕が引っ掛かっているのが、何故に和人はそんなにも上から目線でアイヌに指示を出せるのかということなんです。もともとは同じ民族なのに…。
文明が発達していることはそんなに偉いことなんでしょうか?
抜けてるところもたくさんあるのに。
なんか和人って嫌いです。(僕も和人ですけど。)
次回は、青森(東北)に広がるアイヌ語の地名について紹介してみたいと思います。
よもぎたむらができるまで06 へつづく