よもぎたむらができるまで04
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どうも、しょうさんの息子のゲンです。
さて、ここまで蓬田村と大畑町の弥生時代までを紹介してきました。
そして両地域ともアイヌとの関りが深いことを知りました。
そうなるとどうしてもアイヌについて知っておく必要があります。
また、これからの蓬田村と大畑町の歴史を紹介していくうえでも、アイヌの存在はかなり重要になってきます。
そこで、これから数回にわたってアイヌについて紹介していきたいと思います。
アイヌのルーツ
アイヌとは、北海道を中心に、東北地方北部やサハリン(樺太)、クリル(千島)列島に生活してきた先住民族をいいます。
起源については諸説ありますが、現在では、長い歳月の間に日本列島全域に広がって縄文文化を担った南方系のモンゴロイド(黄色人種)が、やがて北方系モンゴロイドの影響を強く受けて現代に至ったのが和人、影響をほとんど受けずにきた人々がアイヌだと考えられています。
ヨーロッパの学界では「アイヌ=コーカソイド(白人)説」が主流だったようです。
戦前の日本がドイツと同盟を組んだとき(1936年=昭和11年)
ドイツ国内の「アーリア人(白人)優越を唱えるナチスが、なぜ黄色人種の国と同盟するのか?」という疑問に対して
「アイヌは日本民族の一員であり、かつコーカソイドである。したがって日本民族はコーカソイドの一員である。」と御用学者が答えたというエピソードがあります。
しかし最近の遺伝子分析などの研究成果により、アイヌは大和民族と同じモンゴロイドであることがわかっています。
ん~何かが引っ掛かる。
ヨーロッパ人の「アイヌ=白人」説はどうでもいいとして、日本人までがアイヌをアイヌとして扱っていることが、引っかかって仕方がない。
次回もうちょっと詳しくルーツについて紹介していきます。
よもぎたむらができるまで05 へつづく