素材としての似顔絵07
どうも、しょうさんです。
今週の素材としての似顔絵です。
2回目の登場です。
今回は、私がどうやって彼にたどり着いたか追っていきたいと思います。
(物凄くパーソナルな記事になりますので、興味のない方は他に行っていただいて結構です。)
前回のスティングの似顔絵でも言いましたが、
基本洋楽を中心に、中学校から聞いてました。
クリストファー・クロス、メンアットワーク、ポリス、U2、インエクセスにジョン・ウェイト…。
全く関連性がなく、とにかく感覚的に気に入ったアーティストを好きになりました。
ただ、ちょっとひねくれていまして、昔から一番には興味を持ちませんでした。
例えば、
マイケル・ジャクソンよりもポリス。
見つめていたいよりもアラウンド・ユア・フィンガー。
BOOWYよりもスライダースやレッドウォーリアーズ、UP-BEAT。
高校を卒業して、都内の専門学校に通うようになると、
毎週のようにタワーレコードやHMVに行ってはバイトで稼いだ金を
輸入盤のカセットテープに変えて、ウォークマンで聞きまくっていました。
ゾンビーズ、サイケデリックファーズ、コステロ、イギーポップにマディーウォーターズ。
ツェッペリン、ジェファーソンエアプレーンにフリードウッドマック。
(まだまだ、あったと思いますが、思いついた名前だけを上げてみました。)
専門学校を卒業して、実家に戻ってきて青森市内に就職しました。
グランジブームが来ます。
音楽雑誌を眺めると、ニルヴァーナばっかり。
もちろんひねくれ者の私は、
パールジャムはモア~っとしたウネリが好きでした。
んで、なんかの雑誌で特集していたグランジの中にサウンドガーデンを見つけました。
BADMOTORFINGERを購入
ぶっ飛びました。
1曲目のRusty Cageですでに虜です。
そのスピードと、ダークさと、変拍子にグワングワンくるウネリ。
クリスのどう頑張っても出ないキーの高さとシブさ。
買ったその日にBADMOTORFINGERは名盤となりました。
Soundgarden サウンドガーデン / Badmotorfinger 【CD】
- ジャンル: CD・DVD・楽器 > CD > ロック・ポップス > オルタナティブ・パンク > アーティスト名・S
- ショップ: HMV&BOOKS online 1号店
- 価格: 994円
次の週にはSINGLESというグランジをテーマにした映画のサウンドトラックを購入しました。
このサウンドトラックにはサウンドガーデンはもちろん、パールジャムにアリス・イン・チェインズ、スマッシング・パンプキンズとグランジオールスターズが参加した名盤です。
が、このアルバムでの一番の衝撃はクリス・コーネルがソロ名義で提供した曲
Seasonsでした。
一週間前に作られた私の勝手なクリス・コーネル像はシャウトしまくってヘッドバンキングしているヴォーカリストでしたが、
今、私の前で歌っているクリスは、淡々とアコースティックに歌い上げていました。
そのふり幅の広さに腰を抜かしました。
そうやって、私はクリス・コーネルに取りつかれていったのでした。
スリップノットのコリィ・テイラー(vo)はクリス・コーネルへの追悼で
どれだけ大きな影響を受けたかクリスに言えなかったことを後悔している。
「BADMOTORFINGERからSeasonsまで、なんであれ俺にとってすごいインスピレーションになった。」
と語っています。
私がスリップノットを初めて聞いたとき
あ、(サウンドガーデンが)入ってる。
と感じたのは間違いじゃなかったようです。
リンキンパークしかり。
現在、親しい友人であったブラットピットはプロデューサーとして、
クリス・コーネルのドキュメンタリー映画を制作中とのことです。
そういえば、生前ブラットピット主催のイベントで、
クリスとスティングが共演したことがありました。
最後まで読んでいただいた方、感謝申し上げます。
以上99記事目の記念ブログでした。