こめいがねんど

むつ市大畑町と東津軽郡蓬田村から青森県の歴史や記録を紹介する歴史探求ブログ

よもぎたむらができるまで44

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感想(1件)

 

どうも、しょうさんの息子のゲンです。

 

源義経の話をもうちょっと続けます。

 

奥州藤原氏義経伝-其の参

 藤原秀衡は落馬したのが原因で、長く床について亡くなったとされていますが、高橋克彦氏は「東北・蝦夷の魂」のなかで毒殺説を考えて、出版社を通じて金色堂にある秀衡のミイラを調べてもらったところ、毒殺されたかどうかは内臓が残っていないのでわからないが、長く床についた人の体ではないので、病死ではないだろうという話だったという。

秀衡は鎌倉と対決して一歩も引かないという意識を持っていたそうです。

となると秀衡が邪魔になります。

高橋克彦氏は、秀衡が平泉の軍を義経に任せることを決めた時点で、暗殺者を差し向けたと推察しています。

 

僕はそれが義経だったんじゃないかと思っています。

 

義経はオモテの顔で、秀衡に可愛がられ、そのウラでは逐一、頼朝に平泉情報を流していて、人のいい平泉の人たちは、義経にコロっと騙されていたんじゃないでしょうか?

 

んで死んでから、義経を差し出せと来るわけです。

全く源兄弟のシナリオ通りに進んでいきます。

 

義経北行伝説では、泰衡が義経を攻めたとされる時期の一年半も前に、義経は平泉を出ているそうです。

そして平泉を出た後八戸を通って、竜飛岬まで行き、北海道に渡ったとなっています。

 

たぶんこっちの伝説の方が本当に近いんじゃないかと思います。

あくまで頼朝にとってターゲットは平泉であって、義経ではないわけですから、弟と戦うわけにいきません。

そして平泉情報から、義経を逃がすというのも予測できていたと思います。

 

だから義経の首級が平泉から届いたとき、頼朝はその首を確認もしなかったそうです。

偽物だと知っていたので、すぐに海に捨てるように指示したそうです。

 

頼朝にとっては平泉討伐の口実が欲しかっただけです。

首が届いたということは、泰衡は命令に違反して義経をかくまっていたという事実が浮き彫りにされ、朝廷に背いた大逆人となってしまいます。

 

してやったりです。

 

 こうして、頼朝率いる幕府軍は平泉に攻め込んで自分の物にしてしまったのでした。

 

義経はどうなったのか?

僕は、名前を変えて別人として都で何もなかったように生きていたんじゃないかと思っています。

そもそも鎌倉時代に、本当の義経の顔を知る人など何人いるでしょうか?

似顔絵すらそんなになかった時代だと思いますし、どれが本物でどれが偽物かさえも分からない時代だと思っています。

 

もうちょっと続けます。

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未来の蓬田村では24

よもぎたむらができるまで45 - こめいがねんど

つづく


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