よもぎたむらができるまで20
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どうも、しょうさんの息子のゲンです。
さて、いよいよ
前九年合戦・後三年合戦に入っていきます。
前九年合戦・エピソード0
次第に奥六郡南方にまで進出し、租税も納めない状態にありました。
そのために陸奥守・藤原登任(なりとう)と出羽城介・平重成(たいらのしげなり)の連合軍とで合戦になりますが、安倍氏が大勝します。
この結果に朝廷は、源頼義(よりよし)を陸奥守に任命し、追悼体制をとりますが、
永承七年(1052年)後冷泉天皇の祖母・上東門院(じょうとうもんいん)の病気快癒祈願の為に大赦*1を行い、
安倍頼良の罪も免除されてしまいます。
安倍頼良は源頼義と名前の訓みが同訓になるのを避けて安倍頼時と改名し、源頼義に帰服します。
こうして事件は解決し、その後頼義が陸奥守の間は、問題が起きませんでした。
ところが頼義の任終年の天喜四年(1056年)二月、
頼義が丹沢城(鎮守府)から多賀城(国府)に戻る途中、頼義配下の権守・藤原説貞(ときさだ)の子、光貞と元貞らが何者かに襲われるという事件が起きました。
その襲撃犯の疑いをかけられたのが安倍頼時の長男、貞任(さだとう)でした。
前九年合戦が始まります。
(参考引用文献/古代史講義【戦乱篇】佐藤信編)
へつづく
大畑町の古代 おおはたまちができるまで01
蝦夷の反乱 よもぎたむらができるまで10
*1:たいしゃ=刑罰免除