こめいがねんど

むつ市大畑町と東津軽郡蓬田村から青森県の歴史や記録を紹介する歴史探求ブログ

かっぱの湯

 どうも、しょうさんです。

 

 かれこれ20年以上も前の話をします。

 

 私と友人二人で脇野沢村から大間町を通って、大畑町に抜けるツーリングツアー(と言っても、私はバイクを持ってないのでバイク2台+車1台)に出かけました。

 

「いやぁ走りがいがあるぜぇ」「やっぱ男のロマンだなぁ」的な雰囲気を出しながら野郎3人は途中、大間町で昼食をとり、やがて本日の宿泊先の薬研野営場(キャンプ場)に着いたのは、午後の4時ちょっと前だったでしょうか。

「とりあえずこの辺にかっぱの湯っていう混浴の露天風呂があるから、そこへ行こうぜ」

 3人の中ではいちばん下北に詳しいひとりがそう言うと、「マジなぁ!」と私なんか言わないわけがありません。

 意気揚々と(下心みえみえの私なんかは)、かっぱの湯へむかいます。

 当時は脱衣所からして男女一緒だったような気がします。(さすがにそれはないような感じもしますが、なんせ20年以上も前なんで、定かではありません。すみません、願望かもしれません。)

 

 ひそかな期待を抱いて(ギャルがいることを願って)湯に飛び込みました。

 

 ガラーン…。

 

(まじかよ。)たぶん心の中で3人とも叫んだと思います。

 

「気持ちいいなぁ。」

野郎3人じゃ、そのセリフが精一杯でした。

 

 しかし次の瞬間!

 われわれ3人の前に現れたのはまさしくギャル‼しかも2人組!!!

 

 こっちが異性を気にするのもそっちのけでギャル二人は堂々と私らの前へ…。

 そして、まるで私らの存在がなかったかのように

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 その後、私ら3人が男のロマンを追いかける野郎から、普段から顔をあわせるその辺の少年に戻ったことは言うまでもありません。(所詮、純粋なウブですから。)

 

 

【奥薬研温泉 かっぱの湯】


 開湯は862年で、恐山を開山した円仁慈覚大師が、この地で道に迷って大怪我をした際、河童に助けられて温泉に浸からせてもらい怪我を治したという言い伝えが残っています。

 かっぱの湯は、奥薬研温泉にある無料公衆浴場です。

 周囲から入浴者が見えることや、混浴であったため、2010年3月に一時閉鎖されました。(残念!)
 それから屋根の設置や脱衣所の改修などの工事を行い、入浴時間による男女区別にすることで2011年4月に再開しました。

(車道中 名所巡り/参照)

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かっぱの湯までマップ

 ※かっぱの湯は二か所ありまして、奥薬研温泉かっぱの湯夫婦かっぱの湯というのがあります。どちらに行くかは自由ですが、目的地は間違わないようご注意してください。