こめいがねんど

むつ市大畑町と東津軽郡蓬田村から青森県の歴史や記録を紹介する歴史探求ブログ

ばあちゃんのけの汁

 

どうも、しょうさんです。

 

青森はもう、かなり冬です。(当たり前ですけど。)

こう寒くなってくると思い出すのが、ばあちゃんが母と一緒に作っていた「けの汁」です。

 

材 料(5人分)

大根1/4本、人参1/3本、ごぼう1/3本、ふき4本

油揚げ1枚、高野豆腐1個、干しゼンマイ5本くらい、

干しワラビ5本くらい、大豆20g、味噌50g、昆布、煮干し、顆粒だし

 

作り方

①大豆は2日前くらいから水に浸しておく。

 (ときどき水を取り替える)

②干しゼンマイ、干しワラビは水から煮て

 沸騰したらお湯を捨てて水に浸しておく。

③大根、人参、ごぼう、油揚げ、高野豆腐をさいの目切りにして、

 ふき、ゼンマイ、ワラビも同じくらいの大きさに刻む。

④水、昆布、煮干を鍋に入れて煮えてきたら、

 刻んだ材料を硬い物から順に入れていき、顆粒だしを少々入れる。

⑤やわらかくなった大豆を入れて、具材が柔らかくなるまで煮込んだら、

 味噌で味付けして完成。

 

私はとにかくばあちゃんの作るけの汁が大好きでした。

正月も作っていて、正月中けの汁オンリーで過ごした記憶があります。

 

料理冊子の資料には、戦国時代、和徳城(弘前市)が落城する前、城内に立て籠った武士たちが、米の代わりに残りの食料を細かく刻んで、粥に見立てて大鍋で煮て食べたのが始まりとも言われ、「粥(け)の汁」と言われているそうです。

昔から大鍋でたくさん作り、多くの材料が入っている栄養価の高い津軽の郷土料理です。

 

※ただ、具材を全てさいの目に切るという根気のいる料理ですので、覚悟して作ってください。うちの母も、ばあちゃんが「けの汁つくるぞぉ。」といった瞬間、うんざりした顔をしてました。

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