源さんが行く07
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どうも、しょうさんの息子のゲンです。
天明四年のつづきです。
原始謾筆風土年表とは
江戸時代の下北地域の政治・経済・文化を、近江出身で大畑にて商業に従事した村林家の二代目源助(通称)によってまとめられた記録です。
天明四年(1784年)の記録・其の弐
池田亀麿(いけだかめまろ)が木野部の大沢で世俗の世界を離れてのんびり暮らそうと、土地を掘り起こして、住まいを建てる準備をしていたら、土の中から六寸(18㎝)もあるヒキガエルが出てきた。
たぶん死んでいるもんだろうと構えてみていると、徐々に動き出したという。
いったい何年ぐらい土の中で過ごしていたのだろう。
大畑に帰郷した折の夜話に語っていた。
後に菅江真澄が池田亀麿の住まいを訪れます。
道すがら釣り場の磯で一尺(30㎝)余りのアブラコ(アイナメ)を釣り上げた。
いつも見慣れたそれとは違って、
ヒレ部分のトゲや尾の広がり具合、
口から鋭い歯がのぞき、
エラが大きく張ってマナコが鋭かった。
断末魔の際とはいえ、これほどまでの怒りの表情とは驚いた。
汐が満ちるのを待たず、釣り糸を引き上げ、潜石などを散策しながら、
日暮れには帰宅した。
精霊祭(お盆供養)は、法花宗(ほっけしゅう)以外は午前三~五時頃から明け方に行われていた。
しかし今は飢饉で世の中が何かと騒々しく、夜中の人々の往来も、留守居のことも心配なので、墓地での供養は夕方に行うようになっている。
潰家(つぶれや)二十五軒を惜しみ、屋名義*2に字記。
十三石一斗六升五合の郡役*3からは除く。
潰れ百姓
江戸時代、破産した百姓をいう。
年貢の未納や負債の累積、あるいは疫病や怪我などにより、また災害、凶作などが潰れ百姓の増大を招いた。
破産百姓の跡地は領主に戻すことを出願して、認められれば、上げ田地とされた(没収地などとは異なる)。
上げ田地の耕作は親類縁者が引き受けるか、村中の惣作地として年貢諸役を負担したが、耕作を放棄して手余り地になる場合も多かった。
江戸時代中期以降はこうした手余り地が増加し、また潰れ百姓が離村して無宿者などとして都市に流入し、治安上の問題ともなった。〈カシオ電子辞書〉
今回はここまで。
前年と違って(まだ飢饉は引きずっていますが)、なんか書くエピソードがほのぼのしているように感じられます。
源さんの心にも余裕が出てきたのでしょうか。
まだ天明四年はつづきますが、
次回は池田亀麿の住まいに訪れた菅江真澄についてちょっと紹介してみたいと思います。
へつづく
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