こめいがねんど

むつ市大畑町と東津軽郡蓬田村から青森県の歴史や記録を紹介する歴史探求ブログ

源さんが行く164

  

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お世話になっております、シヨウX3です。

 

 原始謾筆風土年表(げんしまんぴつふどねんぴょう)とは

  江戸時代の下北地域の政治・経済・文化を、近江出身で大畑にて商業に従事した村林家の二代目源助(通称)によってまとめられた記録です。

 

源さんの記録・享和三年その3です。

 

享和三年(1803)の記録・其の参

南部藩箱館陣営が交替。

監察は島川英左衛門、勘定台は下田恒右衛門。

 

長さ四丈(十二㍍)、幅三尺(一㍍)の旗一対を八幡宮に奉納したのは幕府御目付の藤本徳三郎である。署は東斉源長裕。

 

 ■富士山麓大石寺(たいせきじ)は日興*1が開基した十六本山のひとつである。

寿量品*2により不受不施*3を説いた。

正面に「(はね)曼荼羅」と宗祖日蓮の画像を安置し、その他の像は一切飾らなかった。

永禄年間(1558~70)には諸宗取締に触れ、寛永七年(1630)と寛文九年(1669)には「不受布施寺請(てらうけ)禁止令」が出された。

宝暦三年(1753)にも訴訟があった。

今年になり十五本山が各教義に折り合いをつけている。

 

曼荼羅

日蓮宗の本尊は南無妙法蓮華経と題目の書かれた曼荼羅

日蓮法華経十四品(ほん)に登場する如来、菩薩、明王天などを漢字、梵字で書き表した。髭(ひげ)曼荼羅ともいう。

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ハシカが流行した。蒟蒻となた豆が禁止された。手ぐそや新しい汲み水などは昔から禁じられている。 

 

菅原道真(845~903)公の九百年忌にあたり仮殿において祀る。

※現在も宮浦家社務所において学問の神様として祀られている。

 

円通寺の本堂と鐘桜、山門を再建

 

つづく

 

 

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*1:にっこう=日蓮門下の六大僧のひとり

*2:じゅりょうぼん=法華経二十八品中の第十六。永遠の仏陀を説き、本門の中心をなす

*3:ふじゅふせ=法華経を信じない人からは布施を受けず、法を施さないとする教義