こめいがねんど

むつ市大畑町と東津軽郡蓬田村の歴史や文化、たまに趣味のねんど作品を紹介する雑記ブログ

源さんが行く151

  

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どうも、しょうさんの息子のゲンです。

 

 原始謾筆風土年表(げんしまんぴつふどねんぴょう)とは

  江戸時代の下北地域の政治・経済・文化を、近江出身で大畑にて商業に従事した村林家の二代目源助(通称)によってまとめられた記録です。

 

源さんの享和二年の記録4です。

 

享和二年(1802)の記録・其の四

役小角*1没後一〇九九年を千百年と数えて、大坂の箕面山(みのおさん)で法要を行った。

神変大菩薩」と謚号(おくりな)が与えられ、全国から修験がこの山に登った。

役小角は、天皇五年(633)に生まれ、六十八歳で亡くなっている。

 

八幡宮を修理

 

■大阪で大洪水

 

川内で火事

 

本門寺裏門近くの池の岸で犬と狐が仲良く遊ぶのを何度か見たことがあると思っているさなか、狐は犬にかみ殺されてしまった。

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植崎九八郎が書いた書物の中に、佐賀藩主が少将に任ぜられた祝いに執政(幕府老中)松平伊豆守(信明=のぶあきら)に贈られた国広(江戸初期の刀工)の名刀に触れた記述がある。

孔雀の文様に鮫皮の柄。忠吉の脇差には富士見の文様。鮫皮とは茗荷鮫や蝶鮫の類だろうか。

摺り剥ぎ刻み鞘、左巻きひかえ鞘、鮫鞘*2、菊封*3縮緬、海鼠、虎毛(とらふ)鮎、鮫凝鮫岩石、鰄*4、酢貝*5、親鮫、にらみ鮫、浮木鮫、抜き鮫、植鮫。

柄巻*6には大菱、小菱、双捻(もろひねり)、片手巻、篠巻、胡麻皮片捻りなど。

同書の中に辺境の要害の備えを論じた新井白石著「折焚く芝の記」(白石の自叙伝)に対する山下幸内の「筆の諫め*7」にも触れていたが、これを読んで私(源助)は憤懣(ふんまん)やる方ない思いがした。 

 

植崎九八郎

江戸後期の下級幕臣寛政の改革を遂行した老中松平定信は武士から農民まで各層から提出された上書をその政策に取り入れた。なかでも植崎九八郎が天明七年(1787)に提出した上書は、江戸施政に関する意見を中心に多岐にわたり、当時の世評では一番の上書とされた。

また、享和一~二年(1801~02)には、老中時代の松平定信の施政、老中首座の松平信明の施政を痛烈に批判する上書も提出した。これは、寛政期の幕政、社会状況を理解する上で重要な史料である。

【原始謾筆風土年表・資料より】

 

つづく

 

 

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*1:えんのおづの=役業者のこと。奈良時代の山岳修行者。修験道の祖

*2:鮫皮で巻いた刀の鞘

*3:きくとじ=縫い合わせ目に綴じつけた菊の花状の飾り

*4:かいらぎ=鮫皮の一種。アカエイに似た魚

*5:すがい=食用の巻貝

*6:つかまき=刀剣の柄を糸や革で巻くこと

*7:いさめ=忠告