こめいがねんど

むつ市大畑町と東津軽郡蓬田村から青森県の歴史や記録を紹介する歴史探求ブログ

源さんが行く116

 

f:id:komeikanendo:20200615142037j:plain


どうも、しょうさんの息子のゲンです。

 

 原始謾筆風土年表(げんしまんぴつふどねんぴょう)とは

  江戸時代の下北地域の政治・経済・文化を、近江出身で大畑にて商業に従事した村林家の二代目源助(通称)によってまとめられた記録です。

 

幕府の東蝦夷地直轄の影響を受けた大畑の記録その六です。

 

寛政十一年(1799)の記録・其の六

 

ここに一戸(岩手県、地名)検断の斉藤丈助が作った「各宿駅であらかじめ配慮すべきこと」などを記した文書が、先触れの折に参考までにと配られた。なかに沼宮内岩手県、地名)における献立の記載があった。

 

夕食は

砂糖梅酢 ヤマメ 生姜 香の物(つけもの)

汁は 割り味噌 豆腐 シメジ つみれ

平椀には 細工はんぺん 羽二重(餅) 長いも ひじき

飯茶碗 線(千切り)うずら シイタケ タケノコ

二の膳には 鱒 汁割り味噌 わらび つみれ 混ぜウド

平椀には 葛(くず)引き竹輪 長いも 花こんにゃく

飯 壺 南禅寺豆腐 タケノコ 千(切り)香の物

 

朝食は

砂糖葛蒸し鱒 飯 香の物

汁 割り味噌 混ぜウド シイタケ 竹輪 長いも

平椀には 花こんにゃく かまぼこ 卵の黄身かけ

二汁 山椒の芽 鱸(すずき)

二の膳には 小鯛汁 氷豆腐 かじか つみれ

飯 香の物

平椀には ヤマメ 岩きのこ タケノコ

f:id:komeikanendo:20200628153423j:plain

ある日の献立

 

源さんが行く117 - こめいがねんど

 へつづく

 

 

最初から読み直したい方は

源さんが行く01 - こめいがねんど

 

第二集の最初から読みたい方は

源さんが行く14 - こめいがねんど

 

第三集の最初から読みたい方は

源さんが行く39 - こめいがねんど

 

第四集の最初から読みたい方は

源さんが行く57 - こめいがねんど

 

第五集の最初から読みたい方は

源さんが行く72 - こめいがねんど

 

第六集の最初から読みたい方は

源さんが行く88 - こめいがねんど

 

第七集の最初から読みたい方は

源さんが行く99 - こめいがねんど