源さんが行く116
どうも、しょうさんの息子のゲンです。
原始謾筆風土年表(げんしまんぴつふどねんぴょう)とは
江戸時代の下北地域の政治・経済・文化を、近江出身で大畑にて商業に従事した村林家の二代目源助(通称)によってまとめられた記録です。
幕府の東蝦夷地直轄の影響を受けた大畑の記録その六です。
寛政十一年(1799)の記録・其の六
ここに一戸(岩手県、地名)検断の斉藤丈助が作った「各宿駅であらかじめ配慮すべきこと」などを記した文書が、先触れの折に参考までにと配られた。なかに沼宮内(岩手県、地名)における献立の記載があった。
夕食は
砂糖梅酢 ヤマメ 生姜 香の物(つけもの)
汁は 割り味噌 豆腐 シメジ つみれ
平椀には 細工はんぺん 羽二重(餅) 長いも ひじき
飯茶碗 線(千切り)うずら シイタケ タケノコ
二の膳には 鱒 汁割り味噌 わらび つみれ 混ぜウド
平椀には 葛(くず)引き竹輪 長いも 花こんにゃく
飯 壺 南禅寺豆腐 タケノコ 千(切り)香の物
朝食は
砂糖葛蒸し鱒 飯 香の物
汁 割り味噌 混ぜウド シイタケ 竹輪 長いも
平椀には 花こんにゃく かまぼこ 卵の黄身かけ
二汁 山椒の芽 鱸(すずき)
二の膳には 小鯛汁 氷豆腐 かじか つみれ
飯 香の物
平椀には ヤマメ 岩きのこ タケノコ
へつづく
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