ばあちゃんのがっぱら餅
どうも、しょうさんです。
小学生のころ、学校から帰ってくると、
ばあちゃんがよく作ってくれたおやつがあります。
私は昭和世代なので、当時コンビニなんてものは無く、
おやつを売ってるお店も近くにはありませんでした。
だから、学校から帰ってきても
毎日ポテチとか食べれるわけではありません。
そんなとき、ばあちゃんが作ってくれたのが
アレンジ風がっぱら餅でした。
作り方は簡単です。
①前の日残ったご飯をちょっとつぶして
②それに小麦粉と砂糖と牛乳を入れて、さらに混ぜながらご飯をつぶして
一体化させます。
③熱したフライパンにサラダ油を少し入れてなじませたら②の生地を投入。
弱火でゆっくり両面に焦げ目がつくまで焼けば出来上がりです。
この前、たまたま郷土料理をネットで調べていたら、
そういえばウチのばあちゃんも作っていたことを思い出して
今回紹介しました。
本家の方は、ごはん、黒砂糖、水、黒ゴマと塩少々で作っているみたいですが
青森市内出身のばあちゃんがどうやってがっぱら餅に出会ったのかはわかりません。
たぶん村の婦人会で覚えてきて、
それを自分風にアレンジしたんだと思います。
なんでがっぱら餅と言うのかといえば
津軽弁で「がっぱらどひっくり返す」
=一気にひっくり返す、勢いよくひっくり返す。
みたいなニュアンスから来ているそうです。
一番最初に、ばあちゃんがこれを作ったとき
「これなんて言うの?」と聞いたら
ばあちゃんが
「がっぱら餅」
と答えたときは、初めて聞く津軽弁の単語に笑い転げました。
私は「がっぱら」と
「みんちかぷんと(不格好みたいなニュアンス)」という津軽弁の単語を
初めて聞いたとき、笑いのツボに入りました。