バーベキュー~中編~
どうも、しょうさんです。
バーベキューの話のつづきです。
結局、男2人に女3人、計5人を私の家に泊めることなったのですが、
さすがに
「じゃあ男子はこっちの部屋で、女子はあっちの部屋。」
と家族に断りもなく勝手気ままに空いてる部屋を使うのには気が引けたので、
私の部屋にみんなで雑魚寝ということになりました。
布団を部屋に敷けるだけ敷いて、タオルケットをかぶって勝手に寝るということで、
速攻熟睡する女子、まだ恋愛相談に盛り上がってる女子ふたりと野郎ひとり、
私ともうひとりの友達はTVゲームに夢中…。
ナニかを想像していた方には申し訳ないですが、
ほぼ修学旅行状態でした。
やがて、ひとり、ふたりと、眠りにつきはじめ、
最後までTVゲームに夢中だった私と友達は最後に寝ることになったのですが、
女子3人が並んで寝ていて、そのとなりにちょっと隙間を開けてもうひとりの私の友達が寝ています。
どう頑張ってもあと1人しか寝るスペースがありません。
仕方ないので、私だけ居間で寝ることにしました。
―消灯。
「あ~楽しかった。こんな日もあるんだなぁ。」
と今日一日の思い出にひたりながら、ウトウトしはじめました。
パチン。
廊下の電気をつける音がしました。
(トイレかな。さすがに、こんだけ長くヒトん家にいれば、もうどこに何があるかわかるか…。)
ガシャ。
確かに誰かがトイレに入ったようでした。
やがて誰かはわかりませんが、トイレから出てきて、
廊下の電気のスイッチを消す音がしました。
私の部屋(友達連中が寝ている部屋)は居間の隣にありますから、
部屋を開ける音は聞こえてきます。
しかし、その人が開けたのは、
私の部屋のドアではなく、
居間のドアだったのでした。
「エッ⁈」
つづく